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実務Q&A2026年10月12日

現場の打刻はLINEで——作業員に打刻用のアプリを入れさせない、うちの理由

この記事は「実務Q&A」です。調べ物のための記事です。結論を先に書いています。読み物としての記事は、ブログ一覧の「読み物」からどうぞ。

現場の打刻をLINEで送る形にしたのは、作業員の方に打刻用のアプリを入れてもらう所で止まるからです。うちのグループでは、作業員はふだんのLINEから出退勤を送るだけ。会社は画面で確認し、締め日に月次集計と請求書まで出しています。ここでは、その形にした理由と、何が記録されるかを実際の画面で説明します。

打刻用のアプリは、現場に入れてもらう所で止まります

内装工事の現場で、スマホ・クリップボード・ノートPCを手にした3人が打ち合わせている写真(素材)

出退勤を紙や口頭で集めている会社で、よくある形はこうです。現場ごとに紙の日報が溜まり、事務所で転記している。作業員の方はLINEは使っているが、打刻用のアプリは入れてくれない。

うちが勤怠係を「打刻用のアプリを配る」形にしなかった理由は、ここにあります。新しいアプリは、入れてもらう・ログインしてもらう・使い方を覚えてもらう、の3つを現場にお願いすることになります。この3つのどれかで止まると、紙に戻ります。

ふだん使っているLINEなら、お願いするのは「会社のアカウントを友だち追加してください」の1つだけです。連絡先を増やさない、覚えることを増やさない。それが、うちが選んだ向きです。

LINEから送ると、何が記録されるか

作業員の方の画面(実物)——LINEから開く打刻画面に「退勤を記録しました(12:32)/本日の労働時間」と出る。GPS付きで記録される(お名前の欄は伏せています)

作業員の方は、ふだんのLINEから開いて、出勤・退勤を押すだけです。打刻用のアプリは入れません。記録されるのは、時刻と位置(GPS)です。位置情報をオフにしていても、打刻はできます。

同じLINEから、日報と現場写真もそのまま送れます。打刻と日報と写真が、別々の道具に分かれません。

会社側は画面で確認し、締め日に押すだけです

勤怠一覧の画面(実物)——氏名・ステータス・出勤 07:58(位置情報つき)・退勤 17:30・勤務 8h・残業・深夜・遅刻/早退の列が並び、時刻編集のボタンがある(会社名は伏せています。氏名は見本の値です)

打刻が入った時点で、集計はされています。会社は、その日の打刻を一覧で確認し、直したい時刻があればその場で編集します。半日・夜勤・残業・遅刻は、会社ごとの決まり(所定時間・締め日・残業の扱い)で自動計算されます。

締め日には、月次集計を出し、同じ数字から請求書を出せます。CSVでも出せます。36協定の時間外の上限に近づくと、アラートで知らせます。

作業員がLINEで送れるようになるまで=QRを配るだけ

はじめの設定の画面(実物)——ご契約の状態と登録人数の下に、①締め日・所定時間・残業の扱い ②現場(案件)の登録 ③社員のLINE登録(登録コードを配る)④設定の完了 が並ぶ(会社名と登録コードは伏せています)

会社側の準備は、「はじめの設定」の画面で、締め日・所定時間・現場・社員を登録するだけです。3〜10分で、ご自身で入れられます。当社が代わりに設定することはありません。

作業員の方には、友だち追加用のQRコードを配ります。読み取って友だち追加していただけば、次の日からLINEで打刻できます。端末ごとの設定や、アプリの更新はありません。

うちのグループの実数

当社グループの3社・23人が、2026年9月に374日分の出退勤を打刻しました。当社のデータベースで数えた実数です。新しく作る道具ではなく、すでに毎日動いている道具を、会社ごとに分けてお渡ししています。

勤怠係がやらない事

先に申し上げておきます。給与計算ソフトへの直接連携(CSV出力までです)、会社ごとの画面の作り替え、毎月の集計・請求の代行、36協定など勤怠の法的な判断についての助言は、この係では承っていません。数える・見張る・知らせる所までです。

よくいただくご質問

Q. 作業員の個人のLINEを、会社の仕事に使って大丈夫ですか?

作業員の方のLINEを会社が覗く形ではなく、会社の公式アカウントに送ってもらう形です。会社に届くのは、送ってもらった出退勤・日報・写真だけです。個人のやりとりは分かれています。

Q. 位置情報をオフにしている作業員がいます。打刻はできますか?

できます。位置情報をオフにしていても打刻はでき、その場合は時刻だけが記録されます。

Q. 現場ごとに、誰がどこで打刻したかは分かりますか?

打刻には時刻と位置(GPS)が記録され、管理画面の一覧で人ごとに確認できます。現場(案件)は「はじめの設定」で登録しておきます。

Q. 打刻を忘れた日は、どうなりますか?

管理画面の一覧で、その日の打刻を確認し、直したい時刻はその場で編集できます。忘れた日を会社側が見つけて直す、という運用になります。

始め方は3つだけ

①会社名・ご担当者・メール・人数を入れて、カードを登録(最初の1か月は無料です)。②締め日・所定時間・現場・社員を画面で登録(3〜10分)。③毎日はLINEで打刻、締め日に集計と請求書。

料金は1人100円/月(税別)。最低料金なし・初期費用なし・最初の1か月無料です。詳しい条件と申込は勤怠係(建設業の現場向け)のページに全部書いてあります。

LINEで日報を出す仕組みそのものの作り方は、LINEで日報を出す仕組みの作り方に書きました。導入の経過を数字で見たい方は、導入事例の第1回にうちのグループの実測をまとめています。

自社の現場で続くかどうかを、実際の画面を見ながら確かめたい方は、相談する(フォーム・送信後に折り返し)からどうぞ。

このテーマの記事はまとめ:建設業の日報・勤怠・現場の情報に読む順番で並べています。

AUTHOR

ケンセツベース(ARCFEELGROUP株式会社)

土木・建築・設備の建設グループ(110名・3業種)が、自社でのAIツール8本の内製を主導しました。 評論ではなく、当事者としての実装記録を書いています。

ケンセツベースについて

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名簿登録先の公告を毎営業日の朝に1巡し、出せる案件だけをLINEへ。月曜に週の一覧(PDF)。LINEでそのまま質問できます。無料1か月。全国の県・主要市の公告を毎朝1巡(対応は順次拡大中)。

続きは、実画面でどうぞ。

この記事に出てくる道具は、貴社の業務に合わせて作ってお渡しすることもできます(貴社専用につくる)。 無料のご相談を1社ずつ承っています。作ってほしい業務と、いまお使いの様式(Excel・帳票)を書いて送ってください。内容を拝見して、こちらから折り返します。建設業を営む会社さま限定・売り込みはしません。

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