FEATURED CASE STUDY / 現在進行形

ARCFEELGROUP のAI 内製化記録

2005 年創業の建設グループが、外注に頼らず 8 本の AI ツールを社員と一緒に作り(2026 年 1 月着手・4 月から実運用)、 110 名・3 業種の現役の現場で運用しています。

AI 内製化

2026 年 1 月着手・4 月〜実運用

ツール

8 本

社員

110 名

業種

土木 / 建築 / 設備

01 / BEFORE

出発点(2024 年末)と着手前の状態

特別な会社だったわけではありません。紙の日報、Excel への手転記、月末に膨らむ経費処理、 社長への「今いくらある?」の口頭報告、個別 LINE と朝礼で流れていく社内連絡 ── 建設業の多くの会社と同じ状態から始まりました。

2024 年末、まず社長個人が ChatGPT・Claude で小さな自動化を試したのが出発点です。8 本のツールづくりに着手したのは 2026 年 1 月、実運用は同年 4 月からです。

02 / WHAT WE BUILT

内製化した 8 本(2026 年 1 月着手・4 月から実運用)

建設日報 → 経費精算 AI → キャッシュフロー AI → 社内掲示板 → 経営ダッシュボード AI の順に、 痛みの大きい業務から 1 本ずつ。その後、工程管理 AI・積算 AI・伴走の専用アプリを加え、 すべて ARCFEELGROUP 内で今も運用中です。

現場・経理・管理者

建設日報アプリ

LINE で打刻・日報送信・領収書送付。AI 自動判定 / 工事別工数集計 / 勤怠 Excel 自動 / 請求書見積書自動。

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経理・現場

経費精算 AI

スキャナーで一気取込した領収書を AI が自動仕訳。PDF 一気取込で 1 件ずつ自動分割 / 弥生 CSV 出力。

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経理・社長

キャッシュフロー AI

銀行残高は毎朝 LINE。5 タブ式 CF ダッシュボード / AI CFO 月次分析 / 自然言語 Q&A。

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社長

経営ダッシュボード AI

決算期の違うグループ4社の受注・収益・財務健全性・中期計画を1画面。決算書 PDF の AI 読取に対応。

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全社員

社内掲示板

時系列+カテゴリ掲示板 / 重要度・締切で整理 / 画像・PDF 添付 / Web プッシュ通知で各自の端末へ。

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現場監督・経営

工程管理AI

見積から工程表を自動生成。「◯◯を2日延ばして」と話すだけでAIが組み替え。積算AIの見積をそのまま取込。

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積算・営業

積算AI

図面(PDF・CAD)をアップするだけで、AIが数量を拾って見積の下書きを自動作成。根拠は図面の赤枠、出力は自社書式 Excel。

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経営・全社

伴走の専用アプリ

AI 活用に関する質問を随時受付(回数制限なし・質問履歴が残る・回答は平日 3 営業日以内目処)。伴走の相談窓口。

03 / BEFORE & AFTER

ツールごとに、何が変わったか

建設日報アプリ

BEFORE

紙の日報を回収し、Excel に手作業で転記

→

AFTER

現場が LINE で打刻・日報送信、集計は自動

経費精算 AI

BEFORE

経理担当者の月末経費処理に毎月 3 時間

→

AFTER

月末作業 30 分(試算値・運用により異なる)

キャッシュフロー AI

BEFORE

社長の「今いくらある?」に都度 Excel 集計・口頭報告

→

AFTER

毎朝 LINE に自動配信。日次の報告対応がほぼゼロに

経営ダッシュボード AI

BEFORE

受注の達成率・利益率は決算を締めるまで見えない

→

AFTER

受注達成率・利益率を随時把握。決算書 PDF も AI で数値化

社内掲示板

BEFORE

個別 LINE・口頭・紙が混在し、流れて残らない

→

AFTER

連絡が 1 か所に集約され、検索で遡れる

工程管理AI

BEFORE

Excel のバーを一本ずつ手で引き、半日〜1日がかり

→

AFTER

見積を取り込み、叩き台を数分で自動生成

積算AI

BEFORE

図面を開いて一つずつ数え、丸1日〜数日

→

AFTER

図面アップで数量入りの下書きが数分

※ 数値は ARCFEELGROUP での試算値。取引数・運用方法・社内体制により異なります。

04 / WHAT FAILED

やってみて分かった失敗

  • 社員に「AI 使え」だけでは動かなかった
    ChatGPT を渡しても会社は変わらず。社長自身が触り、業務の優先順位を経営者目線で決めて初めて動き出した。
  • 最初から完璧・多機能を狙って停滞した
    欲張った初期設計は使われない。小さく出して現場の課題が見えてから足す方が、結局速かった。
  • 同時に何本も走らせて回らなかった
    1 本が現場に定着してから次へ。並行しすぎると運用も改善も中途半端になる。

05 / BY THE NUMBERS

実運用で見えた数字

3h → 30min

経費の月末処理(経理担当者・試算値)

30min → 0

社長への日次資金報告(試算値)

8 本

自社内製・現在も実運用中

※ いずれも ARCFEELGROUP での試算値。会社規模・業務量・運用体制により変動します。

本番データベースの実測値

ツール・項目実測値
勤怠記録の件数(建設日報アプリ)7,125件(2026-04-11〜09-08実測)
AIによる勤怠テキストの読み取り1,259回(計測開始の2026-07-03以降)
処理した領収書(経費精算AI)464件(2026-09-08実測)
アップロードバッチ(経費精算AI)152回(2026-09-08実測・1つのPDFに複数の領収書があっても自動分割)
キャッシュフローAI銀行口座 109口座・残高記録 1,144件・月次の借入サマリ 219件
経営ダッシュボード財務諸表 24期分・明細 146行・得意先 55社(2026-09-08実測)・部門月次 96件
積算AI(自社運用)図面 122枚を抽出処理・見積 140本・見積行 15,089行(2026-09-08実測)・単価マスタ 2,049

※ 数字は本番データベースの実測・2026年9月8日時点。

06 / USE → BUILD

「使う」から「作る」への移行

最初の段階は AI を「使う」ことに集中しました。社員が AI ツールに慣れ、業務が回り始めてから、 Claude Code を軸に「自分たちで直す・足す」へ移行。

外注に毎回出していたら、これだけの本数をこの期間で持つことはできませんでした。「業界の道具を、業界の中の人で作る」は、理念ではなく実際に起きた移行です。

07 / NEXT STEPS

今後の計画(現在進行形)

8 本は完成して終わりではなく、現場の声で毎週手が入っています。経営ダッシュボード AI は 指標とアラートを継続改善中。積算 AI と工程管理 AI の連携など、各ツールの相互連携も進めています。

そしてこの記録自体が、同じ建設業の社長に渡せる実装ノウハウになりました。 2026 年 6 月より「ケンセツベース」として正式提供を始め、いまはこの道具を貴社の様式に合わせて作ってお渡しし(貴社専用につくる)、作った後の運用を月額で引き受けています(運用まで任せる)。

同じ道具を、貴社の様式で。ここに書いた 8 本のうち日報・経費精算・キャッシュフロー・経営ダッシュボード・掲示板・工程管理の 6 本は、貴社の出面表・勘定科目・承認ルート・工程表様式に合わせて作り込み、動く状態でお渡しできます(積算 AI は自社運用のみ)。当社は自社の業務でAIツールを8本、毎日動かしています。作り方とつまずいた所は、このページにそのまま書いています。

FREE CONSULTATION

同じ道具を、貴社の業務に合わせて。

ご相談(フォーム・送信後に折り返し)で実画面をお見せし、作ってほしい業務と貴社の様式を伺います。相談後2〜3営業日で「作るもの提案書・お見積り」をお渡しします。

※ 無料。送信内容は ARCFEEL の担当に届き、通常3営業日以内に日程調整のご連絡をします。